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GAFA とは?|カンタン比較① 株と歴史まとめ|2020年の勝者は?

GAFA ビジネスコラム
この記事は約7分で読めます。

GAFA概要のカンタン比較・まとめ です。時間がない方は、まとめだけでも読むと大変ためになります。

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GAFA とは?

「ガーファ」と読みます。

GAFA とは、世界のインターネット業界をリードするアメリカのインターネット巨大企業 4社の頭文字 (acronym) です。

具体的には、グーグル・アマゾン・フェイスブック・アップル を指し、ビッグフォー (The Big Four) とも呼ばれています。

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GAFA 創立と経営 要点まとめ

グーグル アマゾン フェイスブック アップル
正式名称 Google LLC Amazon.com Inc Facebook, Inc. Apple Inc.
親会社 アルファベット (2015~) なし なし なし
創業年 1998 1994 2004 1976 (1997)
主要産業 ネット検索サービス
動画配信サービス
Eコマース
デジタルストリーミング
メッセンジャーアプリ
ソーシャルメディア
消費者向け電化製品
ソフトウェア
主要サービス名
・商品名
google.com
Google Map
YouTube
Amazon
Amazonプライム
Kindle
facebook
Messenger (アプリ)
Instagram
iPhone, Macbook
Appleウォッチ
Apple Music

参考: 各社ホームページ

グーグルは、1998年にラリー・ページなど複数の創業者によって創業されました。本社は、アメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレーにあるメンローパークというところです。パソコン等でのインターネット検索サービス google を主軸として、世界最大のインターネット広告収益をあげています。

グーグルは、2015年に持ち株会社化して、アルファベット社が親会社です。GAFA他3社は親会社を持っていません。

アマゾンは、1994年、ジェフ・ベソスらによって創業されました。本社は、アメリカ・ワシントン州のシアトルです。世界最大の通販サイト Amazon を主軸として、Amazonプライムや電子書籍 Kindle などを展開しています。他3社との違いは、主力サービスのEコマースは、小売業であり、在庫管理があることです。

フェイスブックは、GAFAの中で一番若く、2004年、ハーバード大学生だったマーク・ザッカーバーグらによって創設されました。本社は、グーグルと同じく、カリフォルニア州・シリコンバレーのメンロー・パークです。ハーバード大学生のクローズドコミュニティから、アメリカ一帯の大学生対象へ範囲を広げ、現在は世界中のユーザー 24億人に無料で利用されています。主な収入源は、企業や組織のインターネット広告です。

グーグルとフェイスブックで、世界の6割以上のインターネット広告事業を占めていると言われています。

アップルの本社は、カリフォルニア州・シリコンバレーのクパチーノ。GAFAの中で一番老舗で、1976年スティーブ・ジョブズらによって創設されました。ジョブズは一旦アップルの株を売り経営から去り、1997年に復帰しています。アップルの快進撃はここから始まったといえます。アップルは、ハードプロダクト(商品)が創業時からの主力事業であることが、他のGAFA3社と違います。

 

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GAFA 上場 (IPO) の比較(概算)

グーグル アマゾン フェイスブック アップル
シンボル NASDAQ:GOOGL NASDAQ:AMZN NASDAQ:FB NASDAQ:AAPL
上場日 2004年8月19日 1997年5月15日 2012年5月18日 1980年12月12日
初値(ドル) 85 16 38 22
調達額(万ドル) 1,700 54 18,400 101,200
売却株数(万株) 20 3 484 4,600
時価総額(万ドル) 23,100 438 104,000 1,200

参考: chrunchbase.com

GAFA4社は全て、ナスダックに上場しています。

アップルの主力は、ソフトではなくハードであり、インターネット黎明期前の1980年に もっとも早く上場しています。

上場当時、もっとも一株あたりの株価が高かったのはグーグルの 85ドル。一番低かったのは、アマゾンの 16ドル。17年先に上場したアップルの株単価 22ドルと比較しても、アマゾンの初値は大変低いものでした。

発行株数は、アップルがもっとも多く 4億6,000万株発行しました。アップルはロダクト系で生産が入るため、多くの資金調達が必要だったことは道理です。

時価総額は、フェイスブックはもっとも高い 10億4,000万ドル、もっとも低いのはアマゾンの時価総額 約438万ドルをつけていました。フェイスブックの期待が大変高かったことがうかがえます。

 

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GAFA 現在の株価の比較

グーグル アマゾン フェイスブック アップル
株価(ドル) 1,313 1,753 199 266
出来高(万株) 1,094 2,274 3,797 19,069
時価総額(万ドル) 393,289 869,028 479,657 1,183,197
株価伸び率 (%) 1,544% 10,954% 525% 1,210%
時価総額伸び率 (%) 1,703% 198,408% 461% 986,00%

参考: Yahoo! Finance

では、現在のGAFA 株価情報を比較してみます。数値は、2019年 11月20日現在です。参考値としてください。

株単価がもっとも伸びたのは、アマゾンです。上場時、GAFAの中でもっとも低い 16米ドル から、今は 1,700ドル前後まで上昇しました(伸び率 1万900パーセントと 途方もない伸び率)

時価総額は、アップルの伸びがトップです。発行数も桁が違います。

一方、一番若いとはいえ、フェイスブックは伸び悩みが顕著に見えます。フェイスブックの上場時株単価(38ドル)は、460%の伸び率です。2番目に若いグーグルは初値(86ドル)と倍以上でしたが、短期間で 1,700%という伸び率で、1,313ドルへと成長しました。

もっとも株式を多く発行し続けているのは、アップルです。上場時と比較して10倍以上の 118億株を発行しています。

 

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考察・まとめ

勝者はアマゾン?

GAFA

画像提供: FNN Time

Google は堅実

株価の歴史から見えてくるのは、Google は堅実な経営です。高い株価で上場し、持株会社を設立。一定の伸び率を維持しながら、発行株数もうまくコントロールしています。

Amazon への期待度が高い

アマゾンのビジネスは、市場から大変期待されていることが株価から見えます。日本でも、インターネット通販業界の市場はますます拡大が見込まれています。かつ、在庫を持たない、音楽や動画のストリーミングサービスなど、アマゾンは手広くビジネスを広げています。上場時、アマゾンの株を買った人は、今・・・大変お金持ちなのでしょうね。笑

facebookは厳しい現状

伸び悩みが続くフェイスブック。収益事業もインターネット広告への依存が強く、新たなサービス展開を考えないと厳しそうです。

Appleは流動性が低い

アップルは、やはり生産と在庫、両方を抱えていることが GAFAの中で一番ボトルネックになりそうです。株式も大量発行しているということは、配当もそれだけ配分が必要。アップルの資金は流動性がやや低いとも言えます。

個人的には、新製品発表もマンネリ化しているように見えるので、よりソフトウェアやクラウド系のサービス展開を検討することが、2020年以降の勝敗を決めると思います。

 

以上、GAFA の歴史や株価動向から判断するに、2020年以降の勝者はアマゾンだと予想しております!
どこに投資したいかというと、堅実なグーグルでしょうか。

次回は、最新の決算書からみる GAFA の超カンタン比較・まとめをお届けいたします。
ビジネスだけでなく、英検やTOEFL GMATの試験対策としても、GAFAの基礎知識は大変役に立ちます。

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